はい!こんにちわ!株式会社ワットファン PC事業部 トモです!!
この頃は心の怪盗団だったり、ひっぱりハンティングなゲームをやってます(^^♪
はい、ということで今回のテーマはこちら「SSDやHDDなどの容量が最初に聞いてた(買った)時より実際に表示されてる容量が小さくない?おかしくない?」です。
この話題、かーなーり難しい話になるので覚悟して聞いてください。
まず、結論としてこの表示されてる容量が違うのは、詐欺でもなければ不具合でもないです!!安心してください!
まずは実際にこの現象を見ていきましょう!
このSSDを見てください。

容量が512GBって書いてありますね。(製造番号やらなんやら書いてあったのでマスキングテープして黒塗りしてます)
こやつをパソコンに入れて…ポンッ!!

BIOS上でも512GBで認識してることを確認して…

OSを入れて容量を見ます。ヤッタカ!?…モクモクモクモク…

何!?476GBだと!?容量が違う!?
はい、茶番終わりです。
といった具合でメーカーが言ってる容量とOS上で表示される容量が違うって話ですね。
じゃあなんで違うのかというと、メーカー側とパソコンのOS側で数の数え方が違うからなんです。
数の数え方が違うってどういうこと?数の数え方に違いなんてないでしょ。って思われる方はいると思います。
でも、数え方には結構種類があって今回の話では、10進法というものと、2進法というものが出てきます。
この〇進法っていうのがあまり馴染みのない数の数え方の種類なのです。
俗にいう普通の数え方というのは10進法というのを使っています。
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
と0~9までの10個の数字を使って数える、使い切ったら二桁目へ。なので10進法と、そのまま意味ですね。
じゃあ今回の話に出てくるもう一個の数え方である2進法というのは2個の数字を使って数える方法です。
0,1,10,11.,100,101,110,111,1000,1001
はい、これが2進法であらわした10進法でいうところの0~9です。
2個の数字を使って数える、使い切ったら二桁目へと………、、、???謎すぎる。わけがわからないよ。
ここからもっと詳しく説明したいんですが、これ以上は僕の頭では無理です…(´・ω・`)
これに関係して2の累乗の計算とかが絡んでくるらしいですけどね…
まぁ、あまりこの辺は深追いしないようにしましょう。とりあえず数の数え方には種類があるよってことです。
はい、本題に戻っていきます。
で、これがどう絡んでくるかというと、
とんでもなく簡単にいうと!!
SSDなどを作ってるメーカー側は10進法で!容量を表示しているOS側は2進法で!
数えてるってことです!
1GBという単位で見ると
メーカー側は
1GB → 1,000MB → 1,000,000KB → 1,000,000,000B
とGB、MB、KB、Bと下がるごとに1000倍で数えていて。
OS側は
1GB → 1,024MB → 1,048,576KB → 1,073,741,824B
とGB、MB、KB、Bと下がるごとに1024倍で数えるということです。
なんで1024倍?っていうのはまたの機会に説明できたらと思います。
なのでメーカー側が販売している512GBを基準に例を出すと
メーカー側が512GBで販売しているSSDは
メーカー側
512GB → 512,000MB → 512,000,000KB → 512,000,000,000B
と1000倍ずつした数字になって、それをOS側で逆順に計算していくので、1024で割っていって
OS側
512,000,000,000B → 500,000,000KB → 488,281.25MB(約488,281MB) → 476.837158203125GB(約476GB)
と、476GBとなるってことですね。
これがSSD自体の容量と実際に表示される容量の差の原因でした。
なので別段どっちも嘘は言ってないので詐欺でも無ければ不具合でもありませんでした。
メーカーは分かりやすいように10進法で数えてくれてるし、OS側はやりやすいように2進法で数えてるという…ムツカシイ
まぁ、はい…ということでした。ちゃんちゃん。
今回検証に使った商品はこれ!→ コチラ Panasonic CF-SV8

ここでとっても気を付けて欲しいこともあります。
今回の話とは違って本当の容量は64GBなのに細工して表示上だけ2TBみたいな本当に詐欺してる物も存在するのでそういったものには気を付けてください。
某密林とかで大容量の割にはめちゃ安で売ってるSDカードとかはそういうのあったりしますからね。(´・ω・`)
では!今回は以上です!ここまで読んでくださってありがとうございました!!次回もぜひ読んでいってください!!