
今回はCF-SZシリーズの後継機種となるCF-SVシリーズをご紹介します。
SVシリーズは歴代のレッツノートの中でも代表的なSXシリーズ、SZシリーズの後継といえるモデルです。
液晶の大きさは12.1インチで、SX/SZシリーズを踏襲しています。
液晶の解像度はSZシリーズと同じWUXGA(1920x1200)となっており、標準的なフルHDの1920x1080と比べ縦方向が大きくなっています。
そのためホームページ閲覧や文書作成など、縦の動きが多い操作に強くなっています。
また、WebカメラもSZシリーズと同じ顔認証対応IRカメラとなっており、解像度も1920x1080ピクセル(約207万画素)とSZシリーズ同様となっています。
SZシリーズからの変更点
一番大きな変更点はSVシリーズになり、USB Type-Cが搭載されたことです。(一部非搭載モデルもあります)
SVシリーズに搭載されたType-CポートはUSB PD(Power Delivery)に対応しており、対応するモバイルバッテリーなどから充電できるようになっています。
スマホ用のモバイルバッテリーを兼用し、レッツのACアダプターを持ち歩かなくてよくなるというのは大きな利点となっています。
また、SV8から伝統的なワイヤレスLANの物理スイッチが廃止されました。誤ってオフにすることがなくなったのでより使いやすくなっています。
CF-SVシリーズ概要
SVシリーズの世代ごとのスペックは以下のようになっています。
CF-SV7 | CF-SV8 | |
CPU | 第8世代 Core i5/Core i7 | 第8世代 Core i5/Core i7 |
メモリ | 8GB/16GB | 8GB/16GB |
液晶サイズ | 12.1インチ | 12.1インチ |
解像度 | WUXGA(1920x1200) | WUXGA(1920x1200) |
光学ドライブ | 搭載/非搭載 | 搭載/非搭載 |
カメラ | フルHD 1080p/有効画素数1920x1080 | フルHD 1080p/有効画素数1920x1080 |
指紋センサー | 搭載/非搭載 | 搭載/非搭載 |
重量(最軽量モデル) | 999g | 919g |
発売時期 | 2018/2月 | 2019/2月 |
CF-SV9 | CF-SV1 | |
CPU | 第10世代 Core i5/Core i7 | 第11世代 Core i5/Core i7 |
メモリ | 8GB/16GB | 8GB/16GB/32GB |
液晶サイズ | 12.1インチ | 12.1インチ |
解像度 | WUXGA(1920x1200) | WUXGA(1920x1200) |
光学ドライブ | 搭載/非搭載 | 搭載/非搭載 |
カメラ | フルHD 1080p/有効画素数1920x1080 | フルHD 1080p/有効画素数1920x1080 |
指紋センサー | 搭載/非搭載 | 搭載/非搭載 |
重量(最軽量モデル) | 919g | 919g |
発売時期 | 2020/2月 | 2021/2月 |
CF-SV2 | |
CPU | 第11世代 Core i5/Core i7 |
メモリ | 8GB/16GB/32GB |
液晶サイズ | 12.1インチ |
解像度 | WUXGA(1920x1200) |
光学ドライブ | 搭載/非搭載 |
カメラ | フルHD 1080p/有効画素数1920x1080 |
指紋センサー | 搭載/非搭載 |
重量(最軽量モデル) | 919g |
発売時期 | 2020/2月 |
側面のポート・スイッチ関係



・Type-Cポート
先述のようにThunderbolt3もしくはThunderbolt4に対応しているので充電や外部出力など様々な用途に使えます。
・USB3.0ポート×3
Type-C以外にも従来のUSBポートが3つ付いています。
・SDメモリーカードスロット
カメラのデータ移行などがスムーズにできます。
・HDMI・アナログRGB
外部出力用に2ポート用意されています。
出先に持って行っても様々な出力に対応できるのは嬉しいポイントですね。
・LANポート
無線LANはもちろん対応していますが、LANポートも付いています。
簡単に素早く接続できるのは有線の大きなメリットです。
SVシリーズ各世代の違い
SVシリーズ内での違いは主に搭載CPUの違いです。
CF-SV7 | CF-SV8 | CF-SV9 | CF-SV1 | CF-SV2 | |
世代 | 第8世代 Core i5/i7 | 第8世代 Core i5/i7 | 第10世代 Core i5/i7 | 第11世代 Core i5/i7 | 第11世代 Core i5/i7 |
マイクロアーキテクチャ | Kaby Lake R | Whiskey Lake | Comet Lake | Tiger Lake | Tiger Lake |
プロセスルール | 14nm+ | 14nm++ | 14nm++ | 10nm | 10nm |
全て第8世代以降のCore iシリーズを搭載しており、全機種でWindows11の要件を満たしています。
安心してお使いいただけます。
光学ドライブについて

SVシリーズの光学ドライブはSZシリーズ同様に搭載モデルと非搭載モデルがあります。
光学メディアを使用する機会は年々少なくなって来てはいますが、
念のため必要、という方は事前にドライブ搭載モデルかどうかを確認しておくとよいでしょう。
メモリの増設について
SVシリーズは全てオンボードメモリとなっており、メモリの増設に対応していません。
「メモリは後から増設すればいいや」ということが出来ないので最初によく検討されることをおすすめします。
処理の重い作業をされる方は16GB以上のモデルを選んでおけば安心です。
ストレージに関して

ストレージの交換は底面を全て外す必要があります。
図の赤枠部分がストレージです。
SV7~SV9はM.2.SATA2280接続、SV1以降からM.2 NVMe2280接続となっています。
互換性はありませんので誤った規格のものを付けても認識しません。増設をお考えの場合は買う前によく確認しておきましょう。
厚みについて

SVシリーズの厚みは一番厚い部分で約3.6mmです。
メーカー公表値は2.4mmとなっていますが、これは突起部を含まない値となっています。
ゴム足などの突起部を含むと約3.6mmとなります。
ACアダプターについて

SVシリーズ用のACアダプターはSZ以前のアダプターとは異なり5.3Aとなっています。
SZシリーズまで→CF-AA64L2Cなど4.06A
SVシリーズ→CF-AA6532A、CF-AA65D2Aなど5.3A
ACアダプターだけお探しの方はご注意ください。
当店オリジナルカラーについて
当店ではオリジナルカラーの施工をしております。 中古パソコンということもあり、天板に傷や塗装剥がれが多少なりともあったりします。







まとめ
今回はSVシリーズについてご紹介しました。
伝統的な12.1インチを引き継いでいて、今まで愛用されている方も違和感なく使えるシリーズですね。
一番のおすすめポイントはやはりType-Cポートが実装されたことでしょうか。
スマホ用とパソコン用が1本のケーブルで事足り、荷物が減らせるのは大きなメリットです。
またタブレットとは違い様々なポートが標準搭載されているのは、出先でのとっさの対応に強いレッツノートの強みだと思います。
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